世界でひとつだけの筆記体表札|手描きで生まれる特別な一枚

家の顔ともいえる表札。中でも筆記体の美しさに惹かれて選ばれる方が増えています。chicoriでは、世界にひとつだけの手描き筆記体表札を、一枚ずつ心を込めてお作りしています。この記事では、その魅力と制作の裏側、そして暮らしに寄り添うかたちとしての表札についてご紹介します。
手描き筆記体表札の魅力

フォントにはない、手描きならではの表情と温もり
chicoriでは手描きの筆記体表札のサービスを通じて、7年間で述べ4,000件以上の筆記体デザインを手がけてきましたが、そのどれもが異なる文字です。同じ苗字でも、描くたびに異なる表情をもち、その方だけのために生まれるデザインとなります。
世界でひとつだけの“あなたの名前”をかたちに
既存の筆記体フォントでは、同じ名前であればデザインも当然同じになります。ですが、chicoriの手描き筆記体は、ひとつひとつ個別にデザインするため、まさにそのご家族だけのオリジナル。お名前に合わせて一つひとつ手描きすることで、唯一無二の個性が自然とにじむ仕上がりになります。
真鍮素材が引き立てる、筆記体の美しさ
使われる素材は、経年変化を楽しめる無垢の真鍮。初めのうちは控えめで上品な輝きがありますが、時間とともに落ち着いた色合いへと変化し、さまざまな住まいの外観にしっとりと馴染んでいきます。流れるような筆記体の美しさをいっそう引き立てる素材です。
製作プロセス
選べる4つの筆記体から、“らしさ”を選ぶ時間も思い出に
筆記体は、できる限り文字の形状が異なる4種類のスタイルをご用意しています。落ち着いた印象のものから、少しカジュアルなものまで、それぞれに個性があり、どれも真鍮によく合うデザイン。ご家族で「どれがうちに似合うかな」と話しながら選ぶ時間も、表札づくりの大切なひとときになります。

ご注文から仕上げまで、一案一案に込める丁寧な工程
ご注文をいただいてからご提案まで、下描きや細部の調整、レイアウトを丁寧に整えながら、すべての工程を人の手と目で確認しながら進めていきます。線の表情や配置のバランスなど、細部まで目を配りながら、一案一案、その都度お名前に合わせて丁寧に仕上げています。制作期間は10営業日。一つひとつのご注文に丁寧に向き合い、安心してお迎えいただけるよう心を込めて制作しています。
真鍮プレートに描く、細部へのこだわり
筆記体は、線の傾きや文字の太さ、文字と文字のつながり方で印象が大きく変わります。文字そのものの美しさだけでなく、バランスや余白の取り方にもこだわり、真鍮という素材の上で最も美しく映えるように調整しています。
記憶に残るかたちをつくるということ

暮らしの節目に表札を迎えるという選択
表札をつけるきっかけはさまざまです。新築という大きな節目はもちろん、リフォームや引っ越し、そして「今までなかなかピンとくる表札に出会えなかった」という方が、ある日「これだ」と思えるものに出会ったとき。
そんな表札との出会いは、自分たちの暮らしにしっくりくる何かを見つけたような、小さな納得やうれしさにつながっているのかもしれません。どのデザインにするか家族で相談した時間や、届いたあとに眺めながら交わした会話も、きっとその人だけの思い出として残っていきます。表札は、そうした記憶をそっと映し出しながら、これからの暮らしに寄り添ってくれる存在になっていきます。
家族で選んだデザインが、記憶をつなぐものになる
表札は、毎日出入りするたびに目に入るものです。何気ない日常の中で、それを見るたびに家族の時間を思い出したり、選んだ日のことを思い返したり。そんなふうに、手描きの筆記体表札は、記憶をつなぎ、暮らしに寄り添い続ける存在になっていきます。
家の表札は、ただ名前を示すものではありません。それは、小さなアートであり、暮らしの記憶を包む“しるし”です。chicoriでは、そんな特別な一枚を、心を込めてお届けしています。