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ドルジェ(金剛杵)とベルとは?チベット密教の法具と真鍮に宿る祈りの意味
手に持つだけで心が静まるような不思議な力を感じさせる「ドルジェ(金剛杵)」と「ベル(ガンター)」。この2つはチベて密教における最も重要な法具であり、常に「対(つ…
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城下町・弘前で出会うアップサイクル体験|chicoriの真鍮ネームタグワークショップ
chicoriの真鍮表札は、一枚ずつ職人の手によって丁寧につくられています。住まいの一部として長く寄り添うことを思いながら、静かに丁寧にかたちづくられます。 その過…
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“LETTERS”のその先へ──真鍮レタープレートに宿る英国の住文化
真鍮という素材を日々扱う中で、海外の建築文化に触れる機会も多くあります。特に英国の住宅に見られる真鍮製のレタープレートは、実用性と美しさを兼ね備えた道具として…
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なぜ皇帝は真鍮を選んだのか ─ 故宮の印章に見る素材の力
「印章」は、ただのハンコではありません。中国においては、古代から人の「権威」や「存在」を物語る象徴的な道具として重んじられてきました。特に皇帝が使う印章は、統…
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小便小僧は真鍮製だった ─ ブリュッセルの街角に立つ400年の記憶
ベルギー・ブリュッセルの街角に立つ「小便小僧(Manneken Pis)」は、観光名所としてだけでなく、長い時間を生き抜いてきた“文化の象徴”でもあります。実はこの像、17世…
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選択的夫婦別姓と名前の自由 ─ ふたりの苗字を刻むchicoriの真鍮表札
結婚しても、それぞれの名前を名乗れる「選択的夫婦別姓」。家族のかたちや価値観が多様化する現代において、名前のあり方にも自由を求める声が高まっています。 そん…
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宮沢賢治と真鍮 ─〔つめたき朝の真鍮に〕が映す、祈りのかたち
私の好きな宮沢賢治は、作品の中にしばしば鉱物や金属を登場させます。それらは、ただの物質としてではなく、自然の美しさや音、あるいは宇宙の秩序を映し出す象徴として…
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鼻だけが輝く理由──フィレンツェのポルチェリーノ像と真鍮の経年美化
イタリア・フィレンツェの旧市街、石畳の広場にたたずむ「ポルチェリーノ像」。この子イノシシの像は、鼻先を撫でると再びフィレンツェを訪れることができるという言い伝…
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真鍮ランプが一晩で金色に戻る理由──モロッコの旧市街で見られる自然現象
モロッコの旧市街には、迷路のように入り組んだ路地の随所に、真鍮でつくられたランプが吊るされています。その中でも、細かな透かし模様を施したピアス状の「フェズラン…
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「重さ」ではなく「物語」を量る──アシャンティの真鍮製分銅の魅力
「重さで買う金」と聞くと、無機質な取引や経済的価値のみに注目しがちですが、かつてのアフリカ・ガーナでは、重さを量るという行為そのものが、文化や物語を語る行為で…
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ガラスを使わない鏡?インド伝統の金属鏡「アルムラ・カンナーディ」とは
インド南西部、アラビア海に面した緑豊かなケーララ州。その内陸に位置するアルムラ村では、古来より一風変わった「鏡」が密かに作られてきました。その名は「アルムラ・…
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中世イスラムの知恵「携帯アストロラーベ」|真鍮が導く天文学と美の融合
現在のスマートウォッチやGPSと同じように、かつての人々も持ち運び可能な道具によって、位置を知り、時間を把握し、天体の動きを読み取っていました。中でも、イスラム科…
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